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灸は経穴(つぼ)の部位や 患部の皮膚表面の特定の位置に艾(もぐさ)をすえ、線香で火をつけて燃やし、その温熱刺激で病気に対する治癒力を促進する治療法です。
艾は蓬(よもぎ)の葉を乾燥させてから石臼で何度もひいて葉の裏についている白い毛を集めて作ります。
蓬の葉から作られる艾は人体の皮膚、組織に対する損傷が少ない上に、爽快感があり、適度な熱刺激を組織に浸透させることができます。
お灸の種類は有痕灸(有瘢痕灸)と無痕灸(無瘢痕灸)があります。
有痕灸とは、直接皮膚の上の一定部位に艾を置いてそれに点火し、生体に温熱刺激と火傷とを与えて、それに伴って生じる生体の反応を利用します。
艾は米粒の半分の大きさで皮膚の 上で焼ききるので、多少熱いですが、とても小さいのでチクッとする程度です。
お灸を据える回数は、その人の症状や体質、年齢などにより異なりますが、普通は 同じ経穴に1度に4〜7壮(壮=回数)ぐらいです。
治療の目的に応じて、かたさや大小、燃やす時間、火を消すタイミングなどを変えていきます。
無痕灸とは、灸痕を残さないように、また強い熱感を半減させることを目的とするお灸で、火傷が起こらずにやわらかなじんわりとした温熱刺激でとても気持ち良いです。
市販されているワンタッチでできる台座付きのお灸は、この無痕灸の一種です。
ほかに隔物灸(にんにく灸、びわの葉灸など)、温灸(知熱灸、棒灸など)など様々なお灸があります。
当院では有痕灸を中心に台座付きの灸・おなかを温める灸・ネパール棒灸などを主におこなっております